子育てをしている人の中には介護も同時にしている人もいると思います。
人によっては働きながら子供と親をみている人もいますよね?
「子育てと介護はどっちが大変?」
こんな議論も聞きますが、経験者からするとどちらも大変です。
ここでは、そんな子育てと介護、そして仕事を両立するのに役立つコツをお伝えします。
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子育て×介護×仕事をする人は全国で25万人以上!?
就業構造基本調査と国民生活基礎調査から推計すると、子育てと介護両方を行っている人は全国で25万人以上になることが分かりました。
こういった育児と介護両方を行っている人は「ダブルケアラー」と呼ばれ、8割が30代・40代だといわれています。
ケアをする方の支援の頻度を調べたところ、男性よりも女性の方が手助けを得られていないことが分かりました。
また、仕事をしている人に対して仕事の業務量や労働時間は変わったかを調査したところ、女性の方が「減らした」「無職になった」と答えたほうが多いという結果もあります。
子育て×介護×仕事を両立するコツ
子育ても介護も仕事もどれも大切。
ただ、全てを1人でやろうとすると物理的にも精神的にも体力的にも無理が出てしまいますよね?
これらを実際に両立してきた人の話を聞くと「支援やサポートのお陰で両立できた」と話す人がほとんど。
これから両立しようとしている人や今両立させようと励んでいる人は「周りからどんな支援が受けれるのか」を一度調べてみるとよいでしょう。
一般的に子育てと介護には次のような支援があります。
ご自身の家庭環境やサポート体制などと照らし合わせて活用してみてください。
(子育て支援)
● 育児サービス(保育所・学童保育等)への預け入れ
● 勤務先に対する勤務条件(労働時間等)の交渉
・育児休業制度
・短時間勤務制度
・フレックスタイム制度
・始業・就業時刻の時差出勤の制度
・事業所内保育施設等の利用
・所定外労働の制限
・時間外労働の制限・深夜業の制限
・子の看護休暇制度
(介護支援)
● 病院や老人福祉施設への入所・通所
● 勤務先に対する勤務条件(労働時間等)の交渉
・介護休業
・介護休暇制度
・所定外労働の制限
・時間外労働の制限
・深夜業の制限
・短時間勤務制度
・フレックスタイム制度
・始業・就業時刻の時差出勤の制度
・従業員が負担する介護サービス費用を助成する制度
また、金銭的なサポートもあれば心強いですよね?
次のような制度もあるので利用できるものはどんどん利用していきましょう。
(子育て補助金)
● 妊婦健診公費負担
● 子供医療費助成
● 認可外保育施設の援助
● 私立幼稚園への補助
● 児童手当
● 児童扶養手当
● 予防接種無料券(接種券)
(介護補助金)
● 家族介護慰労金制度
● 介護休業給付制度
● バリアフリー改修補助
補助金については給付を受ける条件等があるので、お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。
まとめ
頑張り屋さんの女性は子育ても介護も仕事も一生懸命。
ただ、1人でできることには限りがありますし、ご自身の身体も大切にしてください。
ココロとカラダ、そして金銭的な負担を軽くするためにも、利用できる支援やサービスはどんどん利用していきましょう!